ラクダのぱんつ

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彼氏彼女いない人

 

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                                                                      写真はフリー素材足成

 

 

 

ネットやテレビで最近の若者の恋愛事情について、恋人がいないと答える人の割合が60%以上とある。いままで一度も異性とお付き合いしたことがないと答える人も多い。

インタネット社会が本格的に到来した2000年頃、俺は当時一つの予想を立てていた。それは「恋愛の低年齢化」である。出会いの幅が爆発的に広がるからである。

80年代のバブル時代以降、世の中が豊かに感じると恋愛ということに人は積極的になって行った気がする。

テレビでは、とんねるずの「ねるとん紅鯨団」の影響を受け、日本各地で「ねるとんパーティー」が開催され、クリスマスシーズンともなれば「イブの夜はシティ・ホテルで恋人と2人きりの夜を・・」という煽り具合だ。

そしてさらに携帯電話・インタネットの普及が始まれば人との出会いが容易になりはじめ、出会いの在り方が今までの地域的なものから全国区に飛躍していった。社会にでなくとも学生時代から全国と繋がりたくさんの出会を求めることができる。

俺はもっと早く、自分が若い頃にこの時代を迎えたかたっと思っていた。

 

それから10年以上が流れたが、俺の予想である「恋愛の低年齢化」は見事外れているではないか。意外な思いである。

 

昔は出会いとは「地域限定的」なものだった。学校での出会い、会社での出会い、友人の紹介。こんな感じだ、。この中で恋愛できればいいのだが、ターゲットとなる数に限りがある。

早い話、同じ学校・同じ会社の女の子の数のことだ。

今の時代は、この「出会い」という手法が上記のこと + ネ ットよる情報化社会の中、自らの意思でいくらでも探せる。

にもかかわらず、結果はニュース記事で60%というありさまだ。

つまり単純にそれを活用していないのだ。いや初期の頃は活用していた。俺もそうだった。

だが、今は違う。というか傾向が異なり始めたのだ。今の流行りは、スマホ、ライン、フェイスブック そういったものだ。

これらの基本は「直接のリアルの知り合い」と交流を深めることである。友人との密接な関係を築くには良アイテムである。

しかし新たな「出会い」ということでは幅が狭くなっている。むしろ自分の知り合いオンリーの囲い込みである。そういった方向に世の中が流れているのだ。行き着いたところがここだ。

この状況は、例の昔の「学校・会社・・」の狭い出会いとまるで変わりない。

それぞれの人が、その囲いの中で恋愛や出会いを求めてもたかが知れている。囲いの中とはつまり「友達登録数」のことだ。

 

不況の到来で今の逼塞した空気の中、外には心が向かず自分の周りに囲いを作ってしまったのだ。

ネットでは詐欺ばかり、これは経験からではなく植えつけられた先入観である場合が大きい。

世の中が信用できなくなり、人との出会いは喜びではなく、まず相手を疑う事から始まる。そして様子を見る。まず第一にリスク回避である。

にもかかわらず1人だと寂しいから、スマホを一日中肌身離さない。そう、数は少なくとも信用できる人達と繋がっていたい。これが今の若者達の姿であろう。